写真は内容とは無関係です。障子に穴を開けてしまったので、手持ちの和紙を張った記念写真です。和紙は雲竜紙。

久しぶりに美容院でヘアカラー

暖かい時期は自分で白髪をヘナで染めています。（ヘナだけだとオレンジ色なので、他の植物も配合されているもの）。冬は自分で染めると風邪をひきそうになるんです。今年ももう一回くらい自分で染めようと思っていたけど余裕がなく、急に寒くなり、美容院で染めてもらうことにしました。

けっこう長く通っている美容院だけど、いつもお願いしていた美容師さんが他の店舗に移動してしまい、今回の美容師さんにお願いするのは２回目でした。

この美容師さんは前回から、「うちの美容院のオーガニックのヘアカラーは完全にオーガニックなんですよ！」と言っていて、食品添加物とか環境問題にも高い関心のある人のようでした。

なので、その「オーガニックの」ヘアカラーで染めてもらうことにしました。

私は、薬品には過敏みたいなのです。輸入柑橘類とか買ったお弁当とか、他の家族は大丈夫なのに私だけ唇がピリピリしたり痒くなったり。副作用を起こしたことのある薬も十種類を軽く越えてます。

 

「オーガニック」って難しい

ふだんの私はあまり「オーガニック」は信用しません。オーガニックの定義があいまいですよね。オーガニック＝完全無農薬、と言えるかどうか怪しい。

さらに化粧品の類となると、たとえ配合されている「植物」が完全無農薬であったとしても、それ以外の成分は普通に石油由来である場合が多い。

とはいえ、いわゆる「オーガニックコスメ」は使っています。何かの認証を受けているということは、そういう（環境への負荷を減らそう、とか、動物実験はしません、とか）そういう企業理念なのであろうなあ、と思う。それに、認証を取るということは、それだけの体力（？）のある製造元であろうし。

けれど、天然＝低刺激、ではないのもややこしいですよね。完全に植物由来の石鹸だって、＝刺激がない、ではない。しかも、突き詰めれば石油だって天然物。石油も石炭も「化石」燃料ですし。

 

結果的に、人生初茶髪になりました

美容院でヘアカラーが始まったら、まず、揮発したカラーリング剤で咳き込みました。しかも、涙も出た。あれ？

仕上がると、髪の毛全体が茶髪になっていました。
手触りはさらさらつやつや、まとまっていい感じ。

ずっと釈然としなかったのだけど、美容院を出てしばらく考えてから気がついた。
前の美容師さんとの会話で「カラー」と言ったら、白髪染めだったのです。なので私は今回も白髪染めだと勝手に思っていました。
でも、私が受けたのは「おしゃれ毛染」だったんですね。若干、脱色して色を入れるという。

でも、染める前、美容師さんに、
「ご自分で髪の毛、染めましたか？　薬剤が残っていると微妙に影響が………」
と尋ねられ、
「３か月くらい前に、ヘナで染めたんだけど」
と答えたら、
「ヘナって、結構刺激、強いんですよ！」
と言われたのでした。
だから勝手に、これから受ける「カラー」のほうが低刺激だと思ってしまいました。ヘナより低刺激だったら当然、植物１００％なんだろうなあ、それも「オーガニック」の、と。

しかし、この美容師さんの言う「オーガニック」のヘアカラーは、他のヘアカラーよりはずっと低刺激、ということだったのでしょうね。

 

やっぱり白髪だけ染めたい

意味不明だった美容師さんの言葉の意味もやっと分かりました。

「髪の色を明るくしておいたほうが、伸びてきた生え際の白髪が目立ちませんよ。だから、今回はてっぺんの色を明るめにしたので、今後もこの調子で染め続けて髪全体の色を明るくしましょうね」
というのは、白髪染めの話じゃないと分かって初めて意味が分かった。

だがしかし。私は白髪だけ染めたいのです。（私の知る限りでは、植物だけでは白髪しか染まらない）。
白髪の割合が増えたら、染まる髪の割合も増える。茶色で白髪染めをすれば勝手に茶髪になる。

しかし、今回、頭のてっぺんが茶髪になってしまった。すると、髪が伸びると「白髪混じりの黒い髪」が生えてくる。うわあ。どうしましょう？

私は将来的に、ほぼ白髪という状態になったら、白髪を伸ばして三つ編みにしてみたいという、もくろみがあるのだけれど。不思議なおばあさん、という感じでいいのではないかと。