いろいろ、滞ってます。
市立図書館に「リサイクル本」というコーナーがあり、もらっていいということなので、ゲーテの『ファウスト』を持って帰ってきました。すでに文庫で「第一部」を買っていたけど、箱に入ったこの本なら「第二部」も載ってるじゃないか! と読み始めて数週間。まだ、第二部の途中です。老眼にはきつく、滞ってます。
内容はそのうちに。それにしても、主人公のファウストより悪魔のメフィストフェレスのほうが可愛げがあるのは、何なんでしょう。
「絶望した悪魔くらい
この世でまの抜けたものはありませんよ。」
なんて言ってるし。
『世界文学全集2 ゲーテ
ファウスト 若いウェルテルの悩み
高橋健二 手塚富雄 訳
河井書房新社版』
古いなあ、と思ったら、昭和35年7月28日発行、定価290円でした。
紙製の箱に入っていて、中の本にはビニールのカバーという、なかなかの仕立て。もちろん活版印刷。文字が小さい。言い回しも古い。そして、謎の伏字がある。
新しい本特有の、ページをめくるときに、ぱりぱりと剥がすような感触があったので、「まだ、誰にも読まれていない本なのかな?」と思ったら、やはりそうみたいでした。だって、75/76ページの紙と、77/78ページの紙の一部がくっついていました。つまり、切れていなかった、部分的袋とじ状態。
奥付に「落丁本・乱丁本はお取替えいたします」と書いてあります。
こんにちは。
50年ぶりに日の目を見たのですね、この本。
本的には(というか、著者のゲーテ的には)
「あぁ、やっとか!!」みたいな。
半世紀ぶりだぞ!って。
TAMAKIさんに発掘されて良かったです。
にしても、ゲーテってちょっと敷居の高いイメージだったのです。
でもなんか悪魔の方が愛嬌ありそうで、興味ありますよ♪
またレビューを楽しみにしていますね。
TOKOさん、こんにちは。
発掘したものの、さすがに読みにくいです。
手もとにある、先に買った文庫(第一部)は、やっぱり読みやすいです。
活字が倍くらいの大きさじゃないかと…。
私もゲーテ、初めて読んでます。
メフィストフェレスは愛嬌があるけど、
他にも、天使とか、いろんな妖精? とか、神話の神々、
人ならざるものが、じゃかじゃか出てきます。