来るもの拒まずの庭

我が家の小さな庭では今、どうやって来たのか分からない小さな丸い花が咲いています。ネットで調べたら、ポリゴナム(ヒメツルソバ)という名前だそうです。
あれ? なんか、花? と思っていたら、みるみる増えました。

庭に見慣れない雑草があると、
「これ、大きくなったらどうなるんだろう?」
と気になって、引き抜けません。
だから、野放図にいろんな草が生い茂っています。

たぶん、アップルミントだと思われるものは、実家で摘んで水に差し、根っこを生やして植えたのですけれど。
その他にも、ドクダミやら何やら、勝手に生えています。
なので、同じマンション内でもいちばんの生物多様性を誇っていると思います。

植物を「育てる」のがとても下手なので、結果的に強い植物が生き残っているのかも。

これは、お気に入りの苔。
何故かここに生え始め、芝生と勢力争いをしています。
じりじり、広がっています。

マンションの規約には、「庭を畑にしてはならない」という規則はありません。
ネットで視聴した、森田真生さんの講演で「協生農法」というものを知り、憧れています。

 

一般社団法人 シネコカルチャーのサイトによると、

協生農法は、(株)桜自然塾 大塚隆による原形を元に、(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)   舩橋真俊による科学的定式化と検証を経て、実践と改良を重ねています。

とのことですが、
土を耕さず、無肥料、無農薬の農法。
東京・六本木ヒルズの屋上庭園では実証実験をしているそうです。
キャベツ畑、とか、リンゴ畑、、、というふうに、単一の作物を育てるのではなく、多種類の野菜や果樹を同じ場所に植えて、生態系自体を作るというのです。その土地の生物多様性が増す。

いいなあ。わくわくします。
とはいえ、適当に植えて様子をみるというものではなく、AIなども活用しているようです。
(詳しくは「協生農法」で検索すると、けっこう出てきます)

 

環境に負荷を掛けないで、ヒトが生きられるといいなあ、と、いつも思います。
ヒトはどうも、他の生物の皆さまに多大なご迷惑を掛けている気がするのです。
極論を言うと、人間など存在しないほうが地球のため、ということになりますが(私は高校生の時、この考えに行きつき、若干ブルーになりました)、それも違うと思うのです。

できるだけ環境負荷を掛けず、しかし、幸せに生きるということは、人という「生き物として」自然なことだろうという気もするのです。絶望がいちばんダメなのですよね。

ちなみに、うちの庭は基本的には「来るもの拒まず」ですが、スギナと貧乏カズラなど、好きではない草は抜いています。
植物に遠慮は無用。彼らは、かなり強い! ですよね。

 

 

 

2件のコメント

  1. こんにちは。

    ヒメツルソバ、私の実家にも生えていますよ。
    ピンクで丸くてかわいいですよね。
    勝手に生えてます、どうやら。
    苔も同じものがあったような。日陰には生えやすいですよね、苔。

    母が高齢ですし、手入れの手間がかかるものは
    剪定したり抜いたりしています。
    紫陽花、沈丁花などの木がありましたけど、数年前に
    処分しちゃいました・・・
    沈丁花は母も私も好きでしたから、寂しいですけれど
    仕方ないですね。虫も付くし。
    現在実家の庭に残っているのは、蔓バラと椿。
    あとは鉢植えにオリーブとかです。

    協生農法、面白いですね。
    無農薬だし良さそうな感じです。
    でも野放図なわけではなくて、AIの計算(?)があるのですね。
    うーん、なんだか奥が深そう。

    生きている以上、環境には負担をかけ続けですよねぇ・・・
    江戸時代とかを舞台にした小説を読むと、せいぜいこのくらいが
    人間が自然と共存するのに無理がなかったライフスタイルなのか、と
    思ったりしますが、
    当時は当時で、しょっちゅう洪水だの、その逆に日照りだのに
    振り回されて飢饉もありましたし。
    技術と農業って今や切っても切れない関係になってるなと思います。

    1. TOKOさん、こんにちは。

      ヒメツルソバ、けっこう見かけますね。
      我が家には今年が初登場だと思うのですけれど。

      一軒家のお庭って憧れますが、けっこう大変ですよね。
      私の実家も木を切り倒しました。手間がかかりますものね。
      蔓バラ、いいですね。
      いいなあ、、って思うけれど、蔓の植物はマンションには植えられないし、
      薔薇は難しいかな? と思ったりします。

      協生農法は、小さいのはプランターでも出来るそうです。
      生活が成り立つように作物を作るには、AIの導入も………、ということみたいです。
      なので私も一つの鉢に、オリーブとシクラメンとバジルと二十日大根を植えてみたりして。

      農業は文明とほとんどイコールかもしれませんね。
      有機野菜もいいけれど、
      昔は肥料から寄生虫が作物につき、人のお腹の中に………って、江戸時代で思い出したのでした。
      飢饉も水難も困るし、ちょうどいいところを見つけられると、
      ニンゲンも偉いって思えるんですけれど。

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