駅構内で落とし物をすると大変

駅で落とし物をすると、こんなに大変だとは思いませんでした。

昨年末、友人の家に遊びに行きました。
(おうちがとても綺麗でセンスがいいので、触発されて私も大掃除&模様替えをしようと思ったけれど、すでに力尽きてます)。

私にとってはちょっとした旅。
帰り道、途中駅の乗り換えで、いったん改札を出る必要がありました。改札を通ろうとしたら、パスケースがない!
駅員さんに行って、現金を支払って改札を出ました。

 

落とした物が移動する

翌日、駅員さんに教えてもらったJRの落とし物係に電話しました。
乗った日時、乗った駅、降りた駅、路線、落としたものの特徴などを聞かれ、なんと、それらしきものを発見してもらいました。

落としたのは、手縫いのもの。古びていて恥ずかしい。軽さを重視して作ったので、ペラペラなのです。鞄からスマホを取り出すときに、一緒にするっと落ちたのだと思います。中身はSuica(交通系ICカード)のみ。

JRの人曰はく、

今日の夜8時までに、××駅に来られますか?」
年末だし、遠いし。「ちょっと無理です」。

「では、明日の朝には東神奈川駅に移るので、そちらに電話してください」
と、言われたのでした。

翌日だったか、翌々日だったか、東神奈川駅に電話すると、

今日の夜、10時までに来られますか?」
ええっ? 今日? 無理です、と思いました。

「もし、来られなかったら、明日の朝には神奈川警察に移しますので、そちらに電話してください」
と、神奈川警察の電話番号と、落とし物の整理番号とみられる15桁の番号を教えてもらいました。

(東京都の駅から乗り、東京都の駅で降りようとしたら落としていたのですが、微妙な位置らしく、神奈川警察!)

しかし、神奈川警察まで取りに行く交通費と、Suicaの残額はほぼ同じか、足が出るくらい。うーん、と考えている間に年を越してしまいました。

1月も半ばになり、やっと警察署に電話しました。いろいろ話して、落としたものを見つけてもらい、
「2月〇日までに来てくださいね。それを過ぎると駅に戻しますので」
と、言われたのでした。

 

落とした物の確認が大変

私がぐずぐずしていると、夫が取りに行ってくれました。かたじけない。

委任状について教えてもらい(私のかわりに家族が受け取りに行きます、というもの)、落としたものの整理番号らしきものも教わったのですが、当日、警察署に行った夫から電話があり、警察の人に電話を替わってもらいました。

またしても落とした日、時間、落としたものについて説明しました。

結局、落とした状況や落とした物の説明を、JRの人に2回、警察の人に2回しました。
「パスケースのブランドなどは?」
「手縫いです」
というやりとりも3回ほど。

警察の人からは、「最寄り駅は?」「バスに乗りますか?」などと訊かれ、警察でもSuicaのデータを確認しているのだなあ、と感心したりして。

 

落とさないように

革用のクリーナーで拭いて、革用のクリームを塗りました。おかえりー。

「ストラップを付けてくださいね」と、警察の人に言われて、自分でも薄々思っていたので、びよーん、と紐の伸びる金具を付けました。

しかしまだ、使っていません。
昨日、私鉄に乗ろうとしたのですが、改札を通れず、駅員さんに見てもらうと、
「12月20日に〇〇駅で入ったままになってます。
 すみませんけど、ここではできないのでJRで清算してもらってください」
とのことでした。

私のSuicaはデータ上、まだどこかを彷徨っているようです。

2件のコメント

  1. 環さん、

    大変でしたね。手作りだからブランド名も入ってないし、
    特徴を事細かに説明するしかないですよね。

    私もたま~に駅構内でピアスやイヤリングの片方とか、
    手袋とか拾ってインフォメーションに届けることがあるのですが、
    ああいうものって落としても気づかないですよね。音がしないし。
    人込みに流されちゃうし。

    またSuicaを使えるようになるまでもうひと手間あるのですね。

    1. TOKOさん、こんにちは。

      そうなのです。かなり面倒で驚きました。自業自得なのですけど。

      駅で誰かが拾ってくださったのでしょうけれど、
      それも分からないのですよね。

      落としても、雑踏なので聞こえないし。
      でも、気をつけようと思いました。

      そのうち、Suicaも復活させてもらいにJRの駅に行こうと思っています。

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