昨日の夕方、実家に帰ると父がパソコンを見ながら、「今日はコールドムーンだって」と言ったのでした。コールドムーンって何? ”Cold Moon” なの? それとも ”Called Moon” ?
そう思ったのは、その数分前に自分が見た月のせいかも。畑沿いの道は明かりもなく、大きな月は冷たそうというよりオレンジ掛かった色だった。遠くに光の列が流れている………と思ったら、暗闇の高架を走る電車の窓の灯りでした。
なぞの柑橘類
実家の前の道路の中央分離帯は、お隣の住人の庭と化しています。そこに植えられた木に、蜜柑っぽい実が成りました。
通りかかった人が欲しいというので、隣人さんが「どうぞ」とあげたのに、翌日、突き返されたというのです。「渋くて食べられない」と。(わざわざ返しに来なくてもいいのにね)。
柑橘類だということは見れば分かるけれど、何なのかは、植木屋さんしか知らないのだそうです。しかも植木屋さんとは連絡が取れないとか。その、謎の柑橘類を袋一杯、お隣に頂いた私の親。
「植木屋さんが苗を植えた」「渋くておいしくない」という情報と見た目から、私はこれはベルガモットじゃないかしら、と思っているのですが、答えは分かりません。
ともかく、香りはいいし、食べられないのだから、オレンジポマンダーにでもしてみよう、と思い立ったのでした。
オレンジ(じゃない)ポマンダーを手作り
オレンジポマンダーとは、生の丸のままのオレンジにクローブをぶっ刺した香り玉である。という知識しかなかったので、ネットで作り方を検索しました。クローブの抗菌作用でオレンジが腐らない、らしいです。腐らないまま乾燥? つまりオレンジのミイラ?
そして、クローブを50g注文。これでポマンダー2個分。少し余りました。
1.オレンジ(じゃないけど)に、マスキングテープを貼る。
これは、あとでリボンを巻くスペースだそうです。
2.竹串で穴を開けて、クローブを刺す。
穴を開けながら刺した方が、穴の間隔がうまくいく気がします。
けっこう、思い切り穴を開けないと、クローブが折れます。
3.クローブを刺し終わったら、マスキングテープを取る。
4.ビニール袋に入れて、好みのスパイスのパウダーを振りかける。
シナモンが一般的らしいけれど、私はナツメグも加えてみました。カルダモンとかオールスパイス、と書いてあるサイトもあります。(好きなスパイスでいいと思うけど、カレーっぽくない、爽やかな香りがいいですよね。)
袋を振って、よくまぶす。
サイトによっては、このスパイスまぶしを2、3日繰り返す、と書いてあるものもあります。でも、私はそのまま、排水溝用ネットに入れて、ぶら下げています。
風通しのよいところで2、3週間あるいは一か月、乾燥させて、リボンを掛けると完成、らしいです。(湿気が多いとカビが生えるらしいです。さもありなん)
作って今日で5日目です。部屋で干しているけど、柑橘系の香りはしないです。クローブの香りしかしないかも。
あ、この実にお心当たりのある方は、ご一報くださいませ。
12月23日追加・完成したオレンジ(?)ポマンダーです。
ゴージャスな感じでいいねー。皮を茹でこぼしても食えないのかなぁ。匂いだけなんて勿体ない。なんて、世界は無駄に出来ているんだ!!柑橘の皮の甘くしたやつ=ピール?とか、マーマレイド?の苦いやつって、美味しい。癖になる。しかし、人生で一回くらいオレンジポマンダー作ってみたいなぁ。スパイシーなの大好きだから。私ならシナモンもぶっかける。そしてまわりにこぼれたやつはチキンになすりつけて食うかも。。。
ポマンダー、作るのは地味に楽しかったよ。
謎の柑橘類は、ちょっと食べてみたけど、どうも食べ物の味がしないのだ。
しかも、乾燥すると柑橘類の香りもしない。もしかして育ちすぎなのかも。
残念な果実。
こぼれたスパイスも袋に取ってあるんだけど、何に使おうかと迷い中。
チキンにシナモンとは! 考えたことがなかったけど、やってみようかな。
あら~、何の実でしょうね。
レモンにも似てるし、みかんにも似てるけど食べられないんですね。
ベルガモットの香りって、紅茶のアールグレイがベルガモットでしたっけ。
素敵に香ってくれるといいですね。
TOKOさん、こんにちは。
ほんと、何の実なんでしょう?
昨日、試しに少し絞って、汁を飲んでみたのです。
そうしたら、渋みはあるけど、酸味がないんです。不味いです。
これじゃあ、マーマレードにもできない!
そうですね。ベルガモットと言えば、アールグレイですね。
乾燥した皮を紅茶に混ぜてみようかしら。
今は諦めて、「オレンジの皮洗剤」を作っています。