玄関の床が傷んで、なんだかマット的なものを敷いて胡麻化してきたけれど、それもベロベロしてきました。
現在、非常にゆるく、「恒久的(仮)リフォーム計画」中なのです。今後の改修をしなくていいように。住まいでも身体でも(主に歯)、最低限のメンテナンスで回していけるように。
そう考えると、玄関はタイル貼り一択。弟に「タイルを貼ってくれる業者さん、知らない?」と尋ねると、「玄関? 自分でやれば」と言われて決心。それにしても「DIY」が、Do It Yourself の略だと知ったとき、ずっこけませんでしたか?
本で大まかな流れを確認。
古い床材を剥がず → 接着剤を塗る → タイルを置く → 目地材でタイルの隙間を埋める。
マットを剥がしたら、こんな感じ。たぶん、ビニルタイルとか、そういう代物ではないかと。
少し浮いていた部分から順番に剥がしました。
てこの原理。
床に残っている接着剤はスクレーパーという工具でそぎ落とします。
だいたい平らになればいいみたい。
この時点で、なんかもう、いいんじゃないか? このままで。
と思ったけれど、だめです。
タイルを注文しなきゃ。だけど、何枚?
そこで、計算が苦手な私は、新聞紙を30×30㎝に切って、並べてみました。
タイルのサイズは、10㎝角、15㎝角、30㎝角、があるらしく。
新聞紙を頼りに、注文するタイルの枚数を計算。
ドアの横のカクカクしたところは自信がなかったので、1.5㎝角のモザイクタイルを使うことにしました。
我が家は15㎝角を選択したので、30㎝角の新聞紙1枚につき、15㎝角のタイルは4枚。問題は半端な部分です。
ネットのタイル屋さんでカットもしてもらえるそうなので、まず、カット不要な枚数を注文して、実際に並べてみました。
そして、カットしてもらうタイルを考える。
「〇㎝切り落とし×6枚、△㎝切り落とし×4枚」という感じで、追加注文しました。
タイル屋さんに問い合わせて、お勧めの接着剤、目地材と必要な量(推定)を教えてもらい、追加のタイルとモザイクタイルを注文。
届いたものを置いてみたら、こんな感じ。
タイルを置いたら、巾木(壁の下側の木の板)に、タイルの高さより上にマスキングテープを貼ります。
心配だったら、その上に養生テープなど貼ってもよいかも。
本来は古い床材と一緒に巾木も撤去するものらしいですが、我が家は取れない事情があり………。
そして、いよいよ。
置いてみたタイルを撤去して、始めます。
夫が接着剤塗り担当。私はタイルを置き、位置を調整。
板の上に乗って作業。あまり意味はなかったかも、です。
全面に接着剤を塗ってからタイルを置く、という方法もあるみたいだけど、足の踏み場がなくなるので、一列ずつ接着材を塗り、タイルを置く。
接着剤を「こて」で均し、「櫛目ごて」で均等に。
タイルの位置は目分量。
本当は糸を張って直線を作ろうと思ったんだけど、始めるとそんな余裕がなくて。
タイルの位置の調節に大活躍したのが、薄っぺらい金属の物差しでした。
完全に固まる時間まで少し時間があるので、ちょこちょこ動かしました。
置き終わったら、手で握れるサイズの木を当て、上から木槌でトントン叩いて、タイルを平らに圧着します。そうすると、接着剤が厚い部分は隙間から接着剤が出てくるんです。けっこう、タイルごとに段差が出てしまうのですよね。
ぜんぶ貼ったところ。完全に固まるまで放置。というか、そもそも力尽きて、作業は翌日に持ち越しました。
目地材を水で溶きます。
私はトマトが入っていたプラスチックの器を使いました。先に定量の半分の水を入れて、そこに粉の目地材を入れ、残りの水を入れて混ぜる、、、という手順がおすすめ。割りばしでぐりぐり混ぜました。
いよいよ、目地材を塗る。
本来は、ばばんと全面に目地材を乗せて、こてで伸ばしてから、水で濡らしたスポンジで表面を拭く、らしいのですが、私はケチなので、細いヘラで目地に目地材を入れ込み、それから濡らしたスポンジで撫でたのでした。
乾いた雑巾なども使いながら、タイルの上に目地剤が残らないように、きれいにふき取って。
モザイクタイルの色が薄いので、つぎはぎが目立っています。
傘立てスペースも、つぎはぎ。傘立てを置いちゃえば目立たない。
プロじゃないんだから、完璧を目指しちゃダメだ。力は尽くしたんだ、いいじゃないか。と、自分に言い聞かせています。
***おまけ
<使った道具(だいたい)>
左から、スクレーパー、菱目ごて、目地を埋めた「こて」、タイルの位置調整に使った物差し。スクレーパーは目地を埋めるのにも使いました。これ以外に、接着剤を塗るのに「こて」を使用。
<材料費>
材料費がおよそ21,800円
そのほかに工具数点を購入。
めっちゃ疲れた。
それなのに、「今度は、洗面所の『なんちゃって巾木』を撤去して、タイルを貼っちゃおうかな」なんて思っています。
おー、いいねえ。そのうち遊びに行きます。ただ今運転練習中です。
うん。
素人のわりには頑張ったと思う。
ぜひ、来てねー。
私も少しずつ運転してます。
こんにちはー。
DIYすごいです~!
モザイクタイルの色とも馴染んでいるし、ここまで出来たら
上等じゃないですか!
よくありますよね、玄関とかフローリングとか敷くだけでOK!みたいなの。
それでも、部屋の形にきちんと合わせるには、よく切れるカッターとか
金属ヘラとかの道具も必要だし、なかなか面倒な感じです。
そもそも、部屋や玄関の形って真四角じゃないんですよねぇ。
それを、ちゃんと元のタイルを剥がしてからやるのは
素人だったらかなり大変でしょう。
そりゃ力尽きますわ。
でも自分でそうやって手をかけたものって、大切にしますものね。
私も玄関とLDKのフローリング、そもそもリフォーム済みを購入したので
自分で材質とか色を選べず、あまり気に入らないまま住んで早14年。
玄関だけでも可愛いタイルにしたいと、DIYサイトを見たこともありますが、
やっぱりそれなりに作業は大変そうですね💦
TOKOさん、こんにちは。
ありがとうございます。
実家の家族に写真を見せたら、「モザイクタイルの部分が残念だよね」という反応で、
褒めてくれないんです。
そうなんですよね、部屋も玄関も真四角じゃない(泣)。
敷くだけマットを切るのも大変なんですよね。
アレをまたやるのは面倒………ということで、一念発起しました。
一人でやったら、もっと大変だったと思います。
注文住宅でない限り、なにかしら、イマイチの部分って、ありますよね。
私もです!
いや、注文住宅でも細部にこだわりだしたら、大変なことになりそうですけど。
玄関の床がタイルだったら、タイル on タイルもアリだそうですよ。
なんて……。
時間の余裕があるときなど、お勧め、かもです。
玄関のタイル貼り、ご主人様と最後まで、お疲れ様です。
途中で投げ出す訳に行きませんし、大変でしたね。
家の構造で縁の部分に来ると微調整が必要になり、
難しいですね。
ここがプロの腕の見せ所と言いますか、様々な道具類や
テクニックが必要なんでしょうね。
タイルの色味やサイズ、事前によく調べて
かなり大変だっただろうなと推察します。
無責任な素人のパッと見ですが、2枚目の画像、
古い素材をスクレイパーで剥がして白い状態の
写真が色的には一番良いような気がします。
もちろん、この状態で放置出来ない訳で、
頭の中で考えている事を実体化させる事の
難しさを感じます。
タイルを貼る時に横の靴箱かな?この家具が
あるので作業が難しいのですね?
あと角の部分の複雑なカット。
極限までメインのタイルを加工するのが
理想でしょうが硬いのかな。
うちでベランダのタイルを張り替えた時、
本職の仕事はさすがに早いと感じました。
すみません、当たり前でしょうが。
一人でされてました。外だし枯葉や犬の毛や
砂埃も凄くて気の毒でしたが、慣れているから
大丈夫!と。到底私には出来ない技です。
makiさんは本当に凄い人です。
訂正、2枚目の画像でなく、
5枚目の画像でした。
よく確認してから投稿すべきでした。
medical_rodさま
こんにちは。
コメントありがとうございます。
写真、ちゃんと分かりました。
気楽にコメントくださいませ。
なるほど、と思いました。
ベージュ系のタイルを選びましたが、グレー系のほうが色的に良かったかも、です。
そういえば材質も昔の玄関って、コンクリート打ちっ放しだった気がします。
とはいえ……。
そうなんんです。
準備にけっこう時間が掛かったし(考えてる時間が長かったけど)、
あの下駄箱! 作り付けなので動かせず、厄介でした。
あと、角ですね。
磁器タイルなので、自分で切るには道具を買わなくてはならず、
モザイクタイルに逃げました。
「極限までメインのタイルを加工するのが理想」というmedical_rodさんは、
価値観がプロっぽいですね。
なんとか仕上げましたが、
めっちゃ時間を掛けるのも、素人ならではですね。
本職の方々、すごいです。
それぞれ、得意分野(私の場合、やってみようと思う分野?)がありますね。
私には、あんな繊細な海水水槽はぜったい無理ですもの。