星に願いを

近所の大型スーパーをぶらぶらしていたら、短冊が目に入りました。文房具売り場に設置された七夕の笹と、そこに下げられた短冊。

すぐ近くに、短冊の紙と筆記用具。つまり、来店者が思い思いに書いて、自分で笹に下げるシステムらしい。

 

最初に目に入ったのは

「じいじがながいきしますように」という子どもの文字。

更に眺めていると、やはり子どもの字で

「〇〇(判読不明)になって 3おくえんかせげますように」

何かで3億円を稼ぎたいのか、何かの3億円プレーヤーになりたいのか。

大人の文字で、

「大金持ちになれますように」

と書いてあったのは、まあいいとして、その下に小さく描かれたのが千円札だったのがとても気になる。大金持ちを目指すならやはり1万円札を描くべきなんじゃないでしょうか。大人なんだし。

「プリンセスになりたい」、「プリンセスになりたいです」は、子どもらしくてかわいい。

やはり、「みんな元気で」とか「しあわせに」などが多かったけれど、願い事は本当に様々だなあ、と思ったのでした。けれど一枚、

「かぜがなおりますように」

というのを見たときには、ちょっと膝の力が抜けました。風邪が治るようにって、七夕の短冊に願い事として書く? 書いた人がすでに治っていますように。

 

 

このお店の「お客様の声」という掲示板をごくたまに見ます。お店からの回答もあり、「お店の人も大変だなあ」と、同情する内容も多い。

今まででいちばん、可笑しかったのは、正確な文面は忘れたけれど、

”『ペットの持ち込みはご遠慮ください』という掲示は不愉快です。物ではありません。ペットは大事な家族です ”

というもの。まあ、気持ちが全く分からないわけでもない。確かに、一緒に暮らしている動物さんたちは、家族。心配したりされたりしているわけだし。でも、それを店の張り紙にまで強要するのもすごい。

だって、「持ち込み」が物扱いだからって、「連れ込み」と言い換えるのはなんだか変

ともかく、その張り紙はすでに撤去されていました。今はなんて書いてあったかしら? 「ペットをお連れのお客様の入店をお断りします」だったような。ペットを連れた「人」をブロックする作戦。これだと、例えば犬の首に財布を付けて買い物に出す、というのはOK? な訳はない。こうやって、揚げ足を取ってはダメですね。