秋になり、小さな変化(猫に)

夕焼けはびっくりするくらい綺麗だし、
気温も過ごしやすくて助かります。

 

以前、ここに書いた近所の野良猫、、、というか、もはや地域猫と言ってもいいと思う、
ミケちゃん(私が勝手にそう、呼んでいるだけ)も、
真夏よりも快適な毎日を送っていると思います。
近所の駐車場に寝そべって、のんびりした様子です。

ミケちゃんは一度、保護捕獲されたものの、
まったく人に懐かないので、手術後、再び野に放たれた猫ですが、
何人もの人が、貢物を持っていっています。
餌をあげていないけれど見ている人も多いです。
子どもはほぼ確実に立ち止まります。


インコを握ったまま歩いていたおじさんが突如、
ミケちゃんにインコを握った手を差し出して、
「おーい、おいで」
と言っているのにはギョッとして、思わず立ち止まってしまいました。
柵ごしとはいえ驚く。
すると、このおじさんは、
「絶対、(猫が)来ないんだよなあ」
と、おっしゃり、ミケちゃんが来ないのを確信しているから、
インコを差し出しているのでした。
つまり、何度となくミケちゃんに声を掛けているんだろう。
でも、若干、ヤバい人かも。
「俺、鳥が好きだからさあ、猫、嫌いなんだよ。
 猫って、鳥を食べるだろう?」
ええっ? 猫嫌い?
と、ミケちゃんの身が心配になり、思わず、
「あ、でも、鶏と猫だったら、鶏のほうが強いですよ」
と、思わず妙なフォローを入れてしまいました。
「でもさ、数か月前に(猫が)足、怪我してたけど、
 治って良かったよね」
などとおっしゃり、
つまりはミケちゃんの心配をしていたので、
私は安心しました。
(こういうおじさんと平気で話す自分もどうなんだろう?)

 

 

写真に意味はありません。いい天気の気分なので。

 

ところが、
しばらく前に、突如、全身が白い猫が現れたのです。
その白猫さんも、耳に切り込みがある(=手術を受けている)のでした。
どこから来たのか、全く見当もつきません。

日々、少しずつ、ミケちゃんのテリトリーに近づいている。
と、ついに、ミケちゃんがいつも貢物をもらっている場所までやってきました。
ミケちゃんは、白猫が来ると逃げます。

ミケちゃん、がんばれ。

いや、白猫も捨てられたのか、生まれながらの野良猫なのでしょうから、
うーん。

どうなるのだろう?
と眺めていたのですが、
夫が見た二匹の様子では、
どうやら、時間差作戦を取ることになったようです。

ミケちゃんはいつも、夕方にやってきますが、
白猫さんは、違う時間に来ているらしい。
ミケちゃんにご飯を上げている人は、白ちゃんにも上げているのかも。
まあ、ミケちゃんのファンは多いので、
分け前が減ることはないと思います。

猫だって、人と暮らしていれば、冷暖房の効いた部屋でのんびり暮らせるのに。
私は動物園の動物だって、幸せだと思っています。
だって、食べられちゃう心配がないんですもの。
とはいえ、
人間が野生動物のテリトリーを侵すのは、ナシだと思うけれど。

ヒトでも、定住型の人と放浪癖のある人がいますよね。
それから、放浪したいけどできない人も。

 

 

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